コーヒーフィルターには白色と茶色の2つのタイプがありますが、どちらを選ぶべきか迷っている人も多いかもしれません。多くの人がその日の気分や見た目だけで、選んでしまうことが多いです。
実は、選ぶ理由がしっかりと存在します。この記事では、コーヒーフィルターの種類、白色と茶色のフィルターの主な違い、どちらを選ぶべきかについて詳しく説明します。
コーヒーフィルターの種類について
まず、コーヒードリッパーについて簡単に解説してみましょう。
既にドリッパーを持っている、もしドリッパーの種類に興味がない、またはフィルターの違いをすぐに知りたい場合は、このセクションをスキップして「白と茶色のフィルターペーパーの違い」セクションから読み進めることをお勧めします。
コーヒーフィルターは、使用しているドリッパーの形に合わせて選ぶことが一般的です。
ドリッパーの形状には以下の2種類があります。
- 台形型
- 円錐型
台形ドリッパー
台形型ドリッパーは、主に「カリタ」や「メリタ」などのメーカーが使用しています。底面が台形をしており、小さな穴が開いています。 」は1つの穴が特徴です。
このタイプのドリッパーで淹れたコーヒーは、一般的に酸味が少なく、軽い味わいに仕上がります。また、メーカーによっても最終差が出てきます。実はコーヒードリッパーの形状と穴の数は、抽出時間と味に大きな影響を与えます。
カリタ製ドリッパー
「カリタ」ブランドの台形型ドリッパーは3つの穴があり、これにより抽出時間が短くなり、スムーズで飲みやすいコーヒーが得られます。コーヒーの抽出に時間がかかり、いくつかの苦味と重厚感のある味わいが特徴です。
円錐型ドリッパー
円錐型ドリッパーについては「ハリオ」と「コーノ」が主要なメーカーです。
この形状のドリッパーは底面に一つの大きな穴が開いており、淹れたてのコーヒーは香りが高く、酸味が際立ち、強いコクを「ハリオ」は特にその香りと酸味の強さで知られ「コーノ」はコクがありながらも爽やかに飲める特性があります。
コーヒーフィルターに関しては、100円ショップやスーパーで主に見られるのは「台形型」のフィルターが多いですが、「円錐型」のフィルターを取り扱っている店舗は比較的少ないです。
HARIO(ハリオ) V60用ペーパーフィルター02W ホワイト 1〜4杯用 100枚入り
コーヒー好きな皆さん、ドリッパーの形状を選ぶ際はしっかりと確認しましょう。
コーヒーフィルターペーパーのカラーバリエーション
コーヒーフィルターには「白」と「茶色」の二種類があり、主な違いは漂白の有無です。
- 白色フィルター:漂白処理済み
- 茶色フィルター:無漂白
漂白された白いコーヒーフィルターは、原料の樹木から来るリグニンという物質が原因の独特の臭いや色をゆっくりために使用されます。
漂白フィルターの種類
漂白には主に以下の2種類があります。
- 塩素系漂白剤
- 酸素系漂白剤(主に使用されている)
過去には塩素系漂白剤が一般的ですが、その発がん性物質であるトリハロメタンのリスクが懸念され、現在はほとんどのコーヒーフィルターで酸素系漂白剤が使用されています。
こちらであれば、トリハロメタンが残る可能性はなく、有害な物質が発生する心配もありません。
しかし、完全に化学物質を避けたい方や化学物質過敏症の方には、漂白されていない茶色のフィルターの使用をお勧めします。