冷凍や湯煎も!100均シリコーン保存袋の全機能を解説

生活

エコで再使用可能な100均のシリコーン製保存袋を詳しくご紹介します。こちらは100均で220円から330円という手ごろな価格で販売され、非常に人気があります。
今回は、680mlと1Lの二つのサイズを選んで試してみました。この価格で提供される機能性には満足していますが、その安さが食材や料理の保存に大変便利で、複数購入がおすすめです。

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シリコーン保存袋(680ml)とは?

この保存袋は、洗って何度も使用できるシリコーン素材で作られています。市場に出回っている同様のサイズのシリコーンバッグは通常2000円から3000円することがありますが、100均ショップでは330円程度で販売されています。

シリコーン製保存袋は、ラップやポリ袋の代わりに使用することができ、電子レンジでの調理も可能です。

以下は、シリコーン保存袋の具体的なスペックです。

100均のシリコーン保存袋詳細

  • サイズ展開:340ml、680ml、1L
  • 密封方式:ロックバー式
  • 材質:本体はシリコーンゴム、ロックバーはポリスチレン
  • 耐熱・耐寒性:本体は230度からマイナス30度、ロックバーは70度からマイナス20度
  • 対応機器:電子レンジ、オーブン(230度まで)、食洗機(ロックバーは使用不可)
  • 使用可能な用途:食品保存、電子レンジ調理、水に弱い物の保護
  • 注意点:直火やオーブントースターでは使用不可

ロックバーの使い方: 付属のロックバーをシリコーン保存袋の口にはめ込んで滑らせることで、簡単に開閉が可能です。

また、シリコーン保存袋に水を入れて傾けてみたテストでは、しっかりと密封されており、漏れる心配はありませんでした。

シリコーン特有の臭い対策

シリコーン製品は特有のゴム臭を持っています。この保存袋も開封時には消毒液のような香りがしましたが、時間が経つと減少し、代わりにゴムの臭いが目立ちます。冷蔵保存の場合は臭いが食品に移ることはありませんが、冷凍保存で長期間保管する場合は臭いが移る可能性がありますので、使用前に臭い対策をすることをおすすめします。

シリコーンゴムの臭いを取るための方法として、次のような手段があります。

キッチン用の漂白剤と水に1時間浸しておく
重曹と酢を混ぜた熱湯に1時間浸す(熱湯1リットルに対して重曹と酢を各大さじ1)
クエン酸または酢を熱湯に混ぜて1時間浸す(熱湯1リットルにクエン酸100gまたは酢100cc)
レモンの皮を加えて電子レンジで3分加熱し、レモンの香りで消臭する

シリコーン保存袋のメリットとデメリット

シリコーン保存袋を使用してみて感じたメリットとデメリットを以下にまとめました。

シリコーン保存袋のメリット

・非常に安価であり、多くのアイテムを保管するために複数を揃えやすい。
・洗って繰り返し使用可能で、使い捨てポリ袋のようなごみが出ない。
・シリコーンゴムは耐熱性が高く、電子レンジでの調理が可能。
・密封性が高いため、液体を入れても漏れにくい。

シリコーン保存袋デメリット

・密封に使用するロックバーがプラスチック製であり、湯煎や電子レンジで使用する際は取り外す必要がある。
・ロックバーの取り付けには多少の力が必要。
・シリコーンゴムの厚みが薄いため、加熱後に直接触るとやけどのリスクがある。
・シリコーンゴムに不純物が見られる場合がある。

100均のシリコーン保存袋について

100円ショップの製品は価格が安い反面、品質にばらつきがある可能性があります。

食品保存用として設計されていることがパッケージから読み取れます。材質については、本体はシリコーンゴム、ロックバーはポリスチレンでできており、問題のない素材です。
特にシリコーンゴムは医療器具にも使用されるほどで、万が一摂取しても体外に排出されます。

これにより、シリコーン保存袋は食品保存に適しており、他の高価なシリコーンバッグと比較すると、若干の製品のばらつきがある可能性はあります。
例として、3000円前後で売られている高級シリコーンバッグとの比較が挙げられます。

高級シリコーンバッグの素材の違いは?

プラチナシリコーンとは、硬化剤としてプラチナを用いたシリコーンゴムを指し、通常のシリコーンゴムに比べて無臭で耐久性も向上します。

一方、100円ショップシリコーン保存袋は通常のシリコーンゴムを使用しており、低価格の220~330円で提供されています。プラチナシリコーンを使用していた場合、そのコストはかなり高くなるでしょう。また、100均のシリコーン保存袋には黒い粒が混入していることがありました。

シリコーン保存袋に含まれる謎の黒い粒の正体は?

これらの点を踏まえると100均のシリコーン保存袋は「高価なシリコーンバッグに比べて安全性はやや劣るものの、問題なく使用できるレベル」という結論に至ります。

100均のシリコーン保存袋の7つの活用法

シリコーン保存袋は、220~330円と非常にリーズナブルな価格ですが、驚くほど多様な使い方が可能です。

電子レンジを利用しての炊飯が可能

ロックバーを取り外して食材を入れれば、シリコーン保存袋を使って電子レンジで簡単に調理ができます。単に野菜を蒸すだけでなく、なんとお米1合もしっかりと炊きあがります。

実際にシリコーン保存袋を試してみたところ、炊飯器で炊いたようにふっくらと仕上がりました。
1Lサイズの袋なら最大3合まで炊けるため、一人暮らしの方や追加でご飯を炊く際にも便利です。炊きあがったご飯はそのまま保存もできるため、非常に手軽です。

食材や残り物の保存に便利

半分使った人参や玉ねぎ、長ネギなどをシリコーン保存袋に入れれば、ラップやポリ袋なしでしっかり密封して保管が可能です。

値段が安いため、肉用、玉ねぎ用、人参用といった具合に複数揃えて使い分けることができる利点もあります。また、余った料理の保管にも適しており、スープなどの液体料理も漏れずに安心して冷蔵庫で保存できます。

タレに漬け込む料理でも活躍

唐揚げやスペアリブなど、タレに漬け込む料理にシリコーン保存袋は最適です。これにより、ポリ袋やボウルを使用する際に必要なラップが不要になります。

シリコーン保存袋は洗って繰り返し使えるため、ゴミを出さずに済みますし、しっかりと密封できるため冷蔵庫内でのタレ漏れの心配もありません。また、ポリ袋よりも強度が高いため、袋が破れる心配もありません。

冷凍保存も可能!余った食品の保管に便利

シリコーン保存袋に余ったカレーを入れて冷凍庫で保管することができます。シリコーン保存袋は最低-30度の温度に耐えることができるため、一般的な冷凍庫の温度である-18度では問題なく使用できます。

実際に余ったごはんやお肉、カレーなどをシリコーン保存袋で冷凍保管しています。解凍する際は、ロックバーを取り外し、電子レンジで直接加熱することができます。これが非常に便利です。

カレーを温める際の注意点

カレーやシチューなど油分の多い料理を電子レンジで加熱する際は、過熱に注意してください。シリコーンゴムが油によって230度以上に加熱されると溶ける可能性があるので注意です。

湯煎でサラダチキンの調理にも使用可能

シリコーン保存袋は湯煎にも利用できるため、サラダチキンの調理にも適しています。100均のシリコーン保存袋を使用したシンプルなサラダチキンのレシピを紹介します。

サラダチキン材料

鶏肉:塊1つ
砂糖:塊1つに対して大さじ1/2
塩:塊1つに対して小さじ1/2

サラダチキン調理方法

鶏肉の皮を剥がし、裏表にフォークで穴を開けて熱が通りやすくし、柔らかくする。
砂糖大さじ1/2と塩小さじ1/2を「砂糖→塩」の順に鶏肉に揉み込む。
シリコーン保存袋に入れ、冷蔵庫で一晩寝かせて塩を浸透させる。
沸騰したお湯2~3Lにロックバーを外したシリコーン保存袋を入れる。
再沸騰したら火を止め、蓋をして20分放置し、その後再加熱して沸騰後に再度20分放置。
鶏肉を取り出し、中が十分に加熱されているか確認し、足りなければ電子レンジで加熱し完成!

このレシピは基本的なものですが、胡椒やハーブ、コンソメや中華スープの素を加えることでさらに味わい深い料理にアレンジすることができます。

オーブン使用も可能!230度まで対応

シリコーン保存袋はロックバーを取り外すことで、230度までの温度でオーブン使用が可能です。しかし、オーブンでの使用は一般的な天板や耐熱皿の方が熱が均一に伝わりやすいため、実際にはあまり行われません。

防水保管ケースとしても利用可能

シリコーン保存袋は、スマホや財布などの水に濡れたくない物の保管にも役立ちます。
ロックバーを使ってしっかりと密封できるため、多少の水がかかっても中の物は濡れませんが、完全防水ではないので注意が必要です。
レジャーはもちろん、日常的にも急な雨から大切な物を守ることができます。Lサイズはスマホや財布、ケーブル類などを余裕を持って収納できます。

100均のシリコーン保存袋を活用したレシピの紹介

シリコーン保存袋を使って簡単にできる料理の一つが「一人鍋」

材料:

  • 豚肉:100~200g
  • 白菜:適量
  • もやし:1袋
  • 人参:1本
  • しいたけ・しめじなどのきのこ類:1袋
  • お好みの鍋の素:1食分

作り方:

  1. 全ての材料をシリコーン保存袋に入れる。
  2. 鍋の素が固形の場合は、指定された量の水も一緒に入れる。
  3. 電子レンジで600Wで5〜6分加熱する。

この一人鍋は、材料を全部入れたら電子レンジで加熱するだけなので、調理に火を使わずに済みます。忙しい時や一人暮らしで手軽に野菜を摂りたいときにおすすめです!

電子レンジだけで作れる「ポテトサラダ」

材料:

  • じゃがいも:中サイズ2〜3個
  • きゅうり:1本
  • 玉ねぎ:小1/2個
  • 酢:大さじ1
  • 砂糖:大さじ1
  • 塩・胡椒:少量
  • マヨネーズ:大さじ4〜5

作り方:

  1. じゃがいもは皮をむき、小さく切る。
  2. 切ったじゃがいもをシリコーン保存袋に入れ、600Wの電子レンジで12分加熱。
  3. きゅうりは薄くスライスし、玉ねぎも薄切りにして塩を振り、10分置く。
  4. じゃがいもに塩・胡椒・砂糖・酢を加えて混ぜる。
  5. 熱い間にシリコーン保存袋ごとじゃがいもを潰す(熱ければ木べら等を使う)。
  6. 水気を切ったきゅうりと玉ねぎを追加してよく混ぜる。

この方法で、火を使わずに電子レンジだけで簡単にポテトサラダが作れます!

シリコーン保存袋の洗い方と保管方法

洗い方: 食洗機に入れるか、手洗いする場合は台所用洗剤をつけたスポンジで洗う。

注意: たわしや研磨材を含むクレンザーで洗うとシリコーンを傷つける恐れがある。

長持ちさせるコツ: シリコーン保存袋は薄く作られているため、鋭利なものから遠ざけ、強い臭いがついた場合は漂白剤や重曹で除去する。

1Lサイズのシリコーン保存袋は使いやすく、大量の食材や調理した料理の保存に便利です。また、ロックバーの使いやすさにも差があり、1Lサイズは使いやすいと感じました。シリコーン保存袋は100均の店頭の他、100均の公式オンラインストアでまとめ買いすることもできます。

冷凍や湯煎も!100均シリコーン保存袋の全機能を解説まとめ

100均のシリコーン保存袋は、その高い耐熱・耐寒性能で非常に便利なアイテムとして注目されています。これらの保存袋は、冷凍保存から電子レンジでの加熱、湯煎に至るまで、幅広い温度範囲(-30度から230度)に対応しています。特に100均のシリコーン保存袋はコストパフォーマンスの良さで人気を博しており、食材を入れて密封後、加熱するだけの簡単な使用方法で解凍も手軽に行えます。

シリコーン保存袋はシリコーン製のため、食品の保存にも適しており、繰り返し洗って使用できるエコフレンドリーな特性を持っています。
ただし、保存袋のロックバーはプラスチック製で耐熱性が低いため、高温で使用する際には取り外す必要があります。また、これらの保存袋は洗いやすく、手洗いはもちろんのこと食洗機を使用しての洗浄も可能です。シリコーン保存袋は、家庭内はもちろんのこと、アウトドア活動においても広く活躍する実用的なアイテムです。

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