そこで見つけた解決方法は「汚れを溜め込まない」こと。その日の汚れはその日のうちに片付けることで、キッチンの掃除がぐんと楽になります。今回は効率的かつ手軽にキッチンを清潔に保つ方法をお伝えします。
手軽に清潔に保つコツは場所別・汚れの分析から
ガスコンロとIHクッキングヒーターの清掃方法!
ガスコンロ、IHクッキングヒーター周りの油汚れをそのままにしておくと固化し、取り除くのが難しくなります。油汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤を使うことでスムーズに除去できます。
特に効果的なのは重曹やセスキ炭酸ソーダを使用することです。ガスコンロやIHクッキングヒーターを使用後は、これらの溶液で拭く習慣を持つと良いでしょう。
ガスコンロの五徳
ガスコンロの五徳についた汚れには、重曹溶液(40~60℃の温水1Lに対して重曹大さじ7を溶かしたもの)での浸け置きが効果的です。手間を感じるかもしれませんが、大きなポリ袋を使えば簡単にできます。
浸け置き後は30分ほどで汚れが浮き上がってくるため、その後は歯ブラシで細かい部分の汚れをこすり落とし、乾いた布で拭き取り乾燥させれば完了です。
IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターの焦げ付きには、重曹を使いラップでこする方法が有効です。焦げ付き部分に重曹を振り、水を含ませたラップでこすり取ります。ラップが汚れたら交換しながら続け、拭き取って終了します。
シンク周りの清掃
シンクの水アカやヌメリは清掃が必要な主な汚れです。アルカリ性の汚れである水アカは酸性の洗剤であるクエン酸や食用酢が効果的です。使用後にクエン酸水でサッと拭くことで、水アカの付着を防げます。
頑固な水アカにはクエン酸パックがおすすめです。クエン酸水を染み込ませたキッチンペーパーを汚れの上に置いて30分放置すると、水アカが落ちやすくなります。クエン酸水は200mLの水にクエン酸小さじ1を混ぜて作ります。
排水口のぬめり
排水口のヌメリは塩素系漂白剤で簡単に取り除けます。泡タイプの漂白剤をヌメリに吹きかけ、少し置いてから洗い流します。残った汚れは歯ブラシで磨けばきれいになります。ただし、塩素系漂白剤と酸性のクエン酸を混ぜると有毒ガスが発生するので注意が必要です。
換気扇の清掃
換気扇の清掃は重曹やセスキ炭酸ソーダを使って行います。通常は見える部分をこれらの溶液で拭くだけですが、月に一度は取り外せるパーツを同様の溶液で浸け置きします。その後、歯ブラシで細部をこすり取ります。
キッチンの壁と床の清掃
キッチンの壁や床も、油の飛び散りで汚れが蓄積します。これらの部分も重曹水やセスキ炭酸ソーダで定期的に拭き上げることが推奨されます。特にコンロ周りの清掃と合わせて行うと効果的で、日々のメンテナンスが清潔を保つ鍵となります。