キッチンなどの排水口の臭い対策!原因と解決策を解説

お掃除
気になるキッチンや浴室、洗濯機など水回りの排水口の臭いを取り除く方法を紹介していきます。
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排水口の臭いの原因とは?

排水口から発生する臭いの主要な原因には、排水口の汚れや封水の欠如、排水管の汚れやダメージが含まれます。 これらの原因を一つ一つ特定し、解消へと進めましょう。

排水口の臭いの一般的な原因

  • 排水口の汚れ
  • 排水トラップの不適切な設置
  • 封水の不足
  • 排水管の汚れ
  • 配管のトラブル

排水口の汚れ

場所別の汚れの原因 主に排水口の臭いを引き起こすのは、その汚れです。 キッチン、バスルーム、洗濯機、洗面所で特に問題となる汚れの原因を細かく解説します。

排水口の場所と汚れの原因

  • キッチン:食べ残し、生ごみ、油脂、水垢
  • バスルーム:髪の毛、皮脂汚れ、石鹸かす、水垢
  • 洗濯機:排水ホースの汚れ、洗濯槽内の雑菌やカビ、水垢
  • 洗面所:髪の毛、石鹸かす、水垢

排水口の臭い除去の清掃手順 初めに、基本的な清掃手順を守り、排水口の臭いを除去しましょう。

【用意するもの】

  • 重曹1カップ
  • クエン酸小さじ2杯
  • 60℃のお湯1カップ
  • スポンジ
  • 古い歯ブラシ 所要時間:約30分
  • スポンジや歯ブラシを用いて排水口のホコリやゴミを除去します。
  • 排水口に重曹1カップを均等に散布します。
  • お湯1カップにクエン酸小さじ2を混ぜたクエン酸水を作り、それを重曹の上にかけます(注:発泡しますが、この泡は無害です)。
  • 30分間放置した後、重曹とクエン酸水をしっかりと洗い流します。

排水トラップの設置不備

「排水トラップ」は、排水管や排水口に水を溜めて、害虫の侵入や悪臭を防ぐための装置です。
一般的には「ワントラップ」、「逆ワントラップ」、「Sトラップ」などがあり、多くの家庭で「ワントラップ」が使用されています。

ワントラップが正しく設置されていない場合、下水の臭いが室内に漏れることがありますので、掃除後の取り付けは慎重に行いましょう。

封水が不足している場合

キッチンや浴室の排水トラップには封水と呼ばれる水が溜まりますが、これが無くなると屋内に悪臭が侵入することがあります。3週間家を空けた後に帰宅した際、全体が排水口の臭いで満たされていたということもよく聞きます。封水が切れた場合は、水を数分流して解決できます。

④排水管の清掃と詰まり対策
排水管内の詰まりや汚れは臭いの一因です。
これを解決するには、大量の熱湯を流す、市販の排水口用の洗剤やワイヤーブラシを使用する方法が有効です。

市販の排水口用の洗剤は排水管や排水口の臭いや詰まり、髪の毛やヘドロを効果的に分解します。
キッチンやお風呂、洗面所、洗濯機など、様々な場所の排水口やパイプに使用できるため非常に便利です。ただし、他の洗剤との混合は避け、特に酸性製品との組み合わせには注意が必要です。

配管の不具合対策

シンクや洗面所の下の排水パイプと排水管の接続部に隙間があると、下水の臭いが漏れ出し、悪臭の原因となります。

この問題は、市販の防臭ゴムやパテ、補修テープを使用して隙間を塞ぐことで解決できます。また、セメダインの不乾性充てん材を用いて配管の隙間を埋めることもおすすめです。コンクリートや木など様々な素材に使用可能ですが、熱が加わる場所には適用できないため注意が必要です。

場所別!排水口の臭い対策

キッチン、お風呂、洗濯機、洗面所の4つのエリアでの排水口清掃方法をご紹介します。それぞれのエリアで、まず排水口の清掃を行い、臭いが改善されるかを確認してみましょう。

排水口の配置

  • キッチン
  • お風呂
  • 洗濯機
  • 洗面所

キッチンの排水口の臭い対策

キッチンの排水口には食べ残し、油汚れ、石鹸かすが付着しやすく、臭いが発生しやすい場所です。最初にこれらの汚れをしっかりと清掃しましょう。

掃除後も臭いが残る場合 掃除しても臭いが消えない場合は、排水トラップや排水ホースに問題がある可能性が考えられます。

排水トラップのチェックポイント:

  • ワントラップが正しく設置されているか
  • 封水が適切に溜まっているか
  • 排水トラップが清潔であるか

お風呂の排水口の臭い対策

お風呂の排水口は、皮脂汚れ、石鹸かす、髪の毛、ホコリなどが日常的に流れ込むため、臭いが発生しやすいです。ここでも最初に掃除を行うことから始めましょう。

お風呂の排水口の臭いが消えない場合 掃除をしても臭いが解消されない場合、封水トラップに何らかの問題がある可能性が高いです。

通常、浴室の排水口を開けると、椀のような形をした「椀トラップ」が見えます。この椀トラップの周りには封水があり、これが下水の臭いを防ぎます。

封水がない場合 封水がなくなると、下水の悪臭が浴室に漂います。封水がない場合は、水を足すだけで臭いを抑えることができます。

椀トラップがない、または封水があっても臭いが強い場合は、排水管の奥の汚れが原因かもしれません。

排水管の汚れが原因で解決しない場合は、プロの浴室クリーニングサービスを利用することをお勧めします。

洗濯機の排水口の臭い対策

洗濯機の排水口からの悪臭の原因は、排水口の汚れ、封水の不足、排水パイプと排水管の間に隙間があること、さらには洗濯槽の雑菌やカビ、排水ホースの内部汚れなどが挙げられます。次に洗濯機の排水口と洗濯槽を清掃し、汚れを除去してみましょう。

洗濯機の排水口の清掃手順とは?

洗濯機の排水口が見えない場合、清掃作業のために適切な位置に洗濯機を移動する必要があります。洗濯機が重い場合は、他の人に助けを求めて一緒に作業をすることが良いでしょう。

【準備するもの】

  • ゴム手袋
  • ゴミ袋
  • 割り箸
  • 雑巾
  • 古い歯ブラシやスポンジ
  • バケツや洗い桶
  • 排水管専用洗剤
  • 塩素系漂白剤

清掃の手順:

  1. 電源プラグを抜き、水道の蛇口を閉じます。
  2. 排水口の部品を取り外します。
  3. 割り箸を使って排水口のゴミを取り除きます。
  4. スポンジや歯ブラシで部品を洗浄します。
  5. 排水管専用の洗剤で排水口を洗います。

洗面所の排水口の臭い対策

続いて洗面所の排水口からの悪臭の主な原因は次の3つです。

  1. 髪の毛や石鹸カスなどの汚れが蓄積して雑菌が繁殖する。
  2. 排水口の封水がなくなっている。
  3. 排水管に不具合がある。

掃除を始める前に、洗面所全体の排水栓を含めて徹底的な清掃を行います。

封水がない場合は、ただ水を流すだけでなく、ゆっくりと水を流して封水を確実に維持することが重要です。

排水管に問題がある場合、洗面台の下の収納部から臭いが発生していることがあります。排水パイプと排水管の接続部を検査し、隙間があれば市販の防臭ゴム、パテ、補修テープでしっかりと密封しましょう。

毎日の簡単な掃除で排水口の臭いを予防する方法!

排水口の悪臭を予防するためには、毎日手軽に清掃することが非常に効果的です。ここでは、すべての排水口に適用可能な基本的な掃除方法を紹介します。

【用意するもの】

  • お手持ちの中性洗剤や台所洗剤
  • 汚れても良いスポンジや使い古しの歯ブラシ

日々の排水口清掃では、家にある台所用洗剤や中性洗剤を使って手早く掃除するだけで十分です。排水口はカビや雑菌が繁殖しやすいため、掃除に使ったスポンジや歯ブラシは使い捨てが望ましいです。

毎日行う簡単な排水口の掃除

日常的に排水口を清潔に保つことで臭いの発生を抑えることができます。しかし、毎日時間をかけて掃除するのは面倒ですよね。以下に、続けやすい簡単な掃除方法を紹介します。

基本的な清掃手順

  • 排水口に溜まったホコリや髪の毛、キッチンなら食べかすをスポンジや歯ブラシで取り除きます。
  • 排水口の蓋やゴミ受けを中性洗剤をつけたスポンジで洗い、しっかりと水で洗い流します。

簡単な排水口の清掃とヌメリ予防

  • キッチンやお風呂の排水口の詰まり防止方法

さらに、50~60度のお湯を排水口に流すことで、臭いを引き起こす雑菌の繁殖を防ぐことができます。ただし、60度を超えるお湯は排水管を傷める可能性があるので、注意が必要です。

また、排水口の受け皿にアルミホイルを入れる方法も有効です。アルミホイルが水に触れるとアルミニウムイオンが発生し、雑菌の繁殖を抑制する効果が期待できます。

キッチンなどの排水口の臭い対策!原因と解決策まとめ

排水口の臭い対策のためにも料理の油を流すのは避けましょう。
調理中に出る油やカップ麺の余ったスープをそのまま排水口に流すと、排水口や排水管の汚れの主な原因になります。使用後の油は新聞紙やキッチンペーパーで吸い取り、燃えるゴミとして処理するのが適切です。

また、生ゴミを排水口にそのまま残すと、雑菌が繁殖したり虫が発生したりすることがあります。生ゴミはしっかり水気を切り、毎日適切に廃棄することが重要です。

これらの予防策や日々のちょっとした清掃で排水口の臭い対策をしていきましょう。

 

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